福岡作家サミットin新宮町 の感想!

「朗読会」ときくと、少し敷居が高いと感じる方、いらっしゃいませんか?
そんな価値観をひっくり返してくれるようなイベントが、今回レポートする「福岡作家サミットin新宮町-直木賞作家・今村翔吾著『立花の家風』朗読と文学トーク-」(以下、福岡作家サミット in 新宮町)です。
物語が“声”を持って目の前で動き出す「朗読」ならぬ「朗読劇」。
歴史の好き嫌いなんて関係なく、子どもも一緒に楽しめる内容でした。
今回は、実際に会場を訪れたツキヌケ福岡の編集部スタッフが、福岡作家サミット in 新宮町 の魅力をレポートします!
福岡作家サミットとは?

福岡作家サミット in 新宮町は、福岡にゆかりのある作家たちが一堂に会し、朗読劇を披露する文芸イベントです。
開催場所は新宮町の文化施設「そぴあしんぐう」。
会場には、時代小説をはじめとするファンタジー、痛快ミステリー作品など、それぞれ異なるジャンルで活躍する作家さんたちが集まりました。
今回のメイン企画は、直木賞作家・今村翔吾さんの『戦国武将伝 西日本編』に収録された「立花の家風」の朗読劇。
新宮町ともゆかりの深い戦国武将・立花宗茂を描いた作品を、福岡の作家たちが"声"で表現します。
さらに、創作の裏側を聞けるトークショーやサインお渡し会も開催され、福岡の作家さんたちをより身近に感じられるイベントとなりました。
福岡作家サミット イベントレポート

会場には、出演される作家さんや演者さんのファンの方はもちろん、作品そのもののファンと思われる方も多く、開演前から期待感に包まれた空気が流れていました。
また、会場へ歩いて訪れる方も多く見られたことから、地元・新宮町の方々にも親しまれているイベントであることが伝わってきます。
今回ツキヌケ編集部スタッフは、小学6年生・4年生の二人の子どもと訪問しました。
親子で楽しめた理由を紹介します。
子どもも楽しめる朗読劇
初めて「福岡作家サミット in 新宮町」のパンフレットを見たときの印象は「朗読会なら、子連れじゃ迷惑かなあ…子どもたちも朗読をじっと座って聞くのは無理だろうし、ましてや歴史小説の内容はまだ難しいだろうし…」です。
しかしこのイベントの登壇者の一人である筑前助広さんへのインタビューを通して、180度考え方が変わりました。
「未来を作ってくれる子どもたちに、本を読んだり作品を創ったりすることに興味を持つ場をつくり続けていきたい」
この言葉を筑前さんから聞いて、子連れで訪問を決めました。
朗読劇が始まると、まずびっくりしたのは本格的なセットと照明と音響です。
作家さん一人ひとりに配役・ナレーションが振り分けられていて、熱のこもった演技を楽しめました!そして小学生の娘たちはというと『薬屋のひとりごと』の作者であるうりりん(日向夏さん)に夢中。
ナレーションとして朗読するうりりんの一挙手一投足に「可愛いーー!」と、声を抑えつつも喜んでいました。
時代小説を読んだことのない娘たちも、しっかり目を輝かせて見入っていました。
イベント限定のアンソロジー(ZINE)販売

(写真はアンソロジーの表と裏を撮影したもの)
会場には、ここでしか出会えないアンソロジー(ZINE)も並んでいました。
今回の福岡作家サミット in 新宮町のイベントのために、登壇する作家さんたちがそれぞれ書いた短編集です。
魅力だったのはイベント中のトークショーで、作者本人から、「なぜこのテーマを書いたのか」「どんな想いを込めたのか」を聴けたことです。
作品に込めた想いも受け取ったうえで読めるのは、こうしたイベントならではの魅力です。
福岡作家サミット ツキヌケ編集部スタッフの感想

今回のイベントでは、朗読劇を通して作家さんの表現に触れ、トークショーを通して創作の裏側を知り、サインお渡し会では直接言葉を交わすことができました。
そして何より印象的だったのは、朗読劇を知らない・歴史小説を読んだこともないという娘たちが、イベントを通して「推しの作家さん」ができ、以前よりも漫画や絵本や小説を読むようになったことです。
「好き」「面白い」が誰かの未来を動かす瞬間を、親として間近で見ることができました。
まとめ
今回福岡作家サミット in 新宮町に訪問し、何より嬉しかったのは、娘たちに「推しの作家さん」ができたこと。
本はただ読むだけのものではなく、「誰か」が想いを込めて作っているものだと肌で感じられた経験は、きっとこれからの読書体験にもつながっていくはずです。
「未来をつくる子どもたちへ1つのエンタメとして本や漫画などの物語を届け続けたい」
そんな筑前助広さんの想いが、確かに届いた一日でした。
____小説家・筑前助広さんへのインタビュー記事はこちら
※記事内の写真は、筑前さんよりご提供いただいたものです。ありがとうございました!
※ 2026年6月27日現在の情報です。
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