人と人を結ぶ、平和に繋げる。ましき盆踊り

みなさんは、盆踊りに参加したことはありますか?
なんとなく夏祭りで踊ってる姿のイメージはできても、実際に踊ったことがある人は少ないかもしれません。
今回は、益城町で今年の9月に盆踊りを開催するために現在活動している、ましき盆踊り発起人の山下紗和さんにお話を聞いてきました。
意外と知らない?まずは盆踊りの起源や意味を解説

「踊り念仏」から現代の盆踊りへ
そもそも、盆踊りのことをどれくらい知っていますか?
始まりは仏教に由来します。
南無阿弥陀仏や南無妙法蓮華経などは聞いたことがある方が多いと思いますが、そういった仏様の名前や徳を口に唱えることを念仏と言います。
その念仏にリズムをつけて踊りながら唱えるようになったのが「踊り念仏」と呼ばれ、平安時代に活躍した僧侶・空也や時宗を開いた一遍上人が世の中に広めました。
その「踊り念仏」がお盆の時期の先祖供養と結びつき、盆踊りの起源となりました。
現代の盆踊りの位置付け
先祖の霊をおもてなしして供養するという意味のほか、地域の人々との交流の場であり、一昔前は出会いの場であったとも言われています。
近年では、伝統的な民謡や音頭だけでなく、生演奏やJ-POPや洋楽、幅広い音楽に合わせて踊る盆踊りが増えてきています。
益城町で盆踊りをしたい!きっかけはひとつの映画

最初のきっかけは映画「発酵する民」
発起人の山下さんは、もともと盆踊りにはまったく関係のない人生を送っていました。
きっかけは2020年に公開されたドキュメンタリー映画「発酵する民」。
海と山に囲まれた古都・鎌倉。2011年、このまちを「脱原発パレード」で歩いた女性たちが「イマジン盆踊り部」を結成した。彼女たちは、日々の生活の中で浮かび上がってくる思いを唄にして踊り始める。お酒や味噌、パンづくりから生まれた「発酵盆唄」。海水を汲み、薪で火を炊いて塩をつくる「塩炊きまつり」。やがて、風変わりな唄と踊りが人びとをつなげ、「平和」の輪を描いてゆく。お酒や味噌、パンづくりから生まれた「発酵盆唄」。海水を汲み、薪で火を炊いて塩をつくる「塩炊きまつり」。やがて、風変わりな唄と踊りが人びとをつなげ、「平和」の輪を描いてゆく。この映画は、鎌倉や葉山での「生活」を描きながら、個性溢れるパン屋や酒蔵も取材。人間以外の存在にも耳をすます。微生物たちの「発酵」の世界や太陽系の惑星の動きが交差する。混沌と優しさの中で、何が見つかるだろうか。出典:https://fermentfilm.com/
生演奏と生歌の中で踊る盆踊りの力強さ。
思想も宗教も国籍も全部違う見ず知らずの人たちが、一緒に音楽に合わせて踊るだけのことにとてつもないエネルギーを感じたそう。
「脱原発パレード」がきっかけで始まった物語ではあるけど、そのメッセージを全面に押し出しているわけじゃない。
それでも、大勢の人たちが手を繋いでくるくる回って踊って、笑っていることがこれからの平和をつくっていくんじゃないかと思ったそうです。
”楽しいことで気持ちを表現していく”
それが盆踊りなんじゃないかな、と話されたのがとても印象的でした。
きくち盆踊りの踊り子から、今度は自分が盆踊りを
山下さんは映画から盆踊りの魅力に取り憑かれ、盆踊りやってみたいなーと思いながら日々を過ごしていたそう。
そんな中、イマジン盆踊り部のメンバーの一人が2022年に菊池市で盆踊りを開催することを知りました。
初めての年は一般のお客さんとして参加し、翌年からは踊り子として踊ることになりました。
そこから数年踊り子として参加していましたが、熊本地震から10年という節目の今年、益城町でも盆踊りをやりたい!という想いが募り「ましき盆踊り」が始まりました。
盆踊りの魅力とは?熊本地震10年の節目に益城町で開催する理由

盆踊りはどんな人でも気軽に参加できるのが最大の魅力
盆踊りは、上手に踊ろうとしなくていい。
踊りの経験は全くなくて大丈夫です!
どんな人でも、大人も子ども男性も女性も、日本人だけでなく国籍が違ったって誰でも参加できる。
ぱっと来て輪に入って楽しく踊ることができる、それが盆踊りの魅力です。
盆踊りは防災にも役立つ!
益城町では2016年の熊本地震のあと復興が進み、いまは道路も街並みもとても綺麗になっています。
しかし、また同じような災害が二度と起こらないとは誰も言えません。
盆踊りは防災の面でも役立ちます。
近年では地域での交流が乏しいですが、災害の際には隣近所で無事・安全を確認し合うもの。
地域の人同士で「ほどよくつながる」ことが大切で、こういった地域の行事で顔見知りになっておくことが防災につながると言われています。
ましき盆踊り実現に向けて

ましき盆踊り部では、盆踊りの実現に向けて踊り子メンバーを募集しています。
現在は月に1,2度の練習会を開催。
練習会以外にも、益城町復興まちづくりセンターにじいろでのお月見ナイトでは盆踊りに参加することができます。
盆踊り当日、少しだけ踊りを引っ張ってくれるような踊り子さんになってくれる人、是非練習会やお月見ナイトに参加してみませんか?
ただ純粋に踊ってみたい!という方のご参加ももちろん大歓迎です!
詳細は公式Instagramにてご確認ください。
まとめ
いかがでしたか?
ましき盆踊りと銘打ってはいても、益城町民だけで成立させるものではありません。
さまざまな場所からいろんな人が集まって、輪になって手を繋いで踊るのが盆踊りです。
踊るのが初めてでも苦手でも、どんな方でも参加OKです!
ぜひ、9月の盆踊り開催の続報をお待ちください。
※ 2026年6月24日現在の情報です。
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