ツアー10勝プロゴルファー高村亜紀さんのゴルフと熊本への思い


高村亜紀さん

熊本県出身の女子プロゴルファー高村亜紀さん。

メジャー3勝を含むツアー通算10勝という輝かしい実績を誇り、54歳となった現在も競技への情熱を持ち続け、さらなる挑戦を続けています。

今回、高村さんに地元熊本への思いやゴルフとの出会い、そして未来を担う子どもたちへのメッセージを伺いました。

高村亜紀さんがプロゴルファーになったきっかけ

高村亜紀さん2

高村さんがゴルフを始めたきっかけは、とても自然なものでした。

「おじいちゃんに練習場へ連れて行かれたのが始まりです。」

最初から練習が好きだったわけではありません。

むしろ、練習場でボールを打つよりも、実際のコースを回ることが何より楽しかったと振り返ります。

「コースを回るのが楽しくて、また行きたいという気持ちで続けていました。」

楽しさがあったからこそ、自然とゴルフが生活の一部になっていったのです。

無口だった少女が、ゴルフで成長した

学生時代の自分について尋ねると、高村さんは少し笑いながら答えてくれました。

「本当に人と話せない、無口な子どもでした。」

そんな高村さんですが、プロゴルファーとして多くの人と出会い、企業関係者やファンとの交流を重ねる中で、人と接する機会が自然と増えていきました。

「努力したというより、話さないといけない場面が増えたので、自分なりに頑張るようになりました。」

競技だけでなく、人としてもゴルフが成長させてくれたと感じているそうです。

勝負の世界で育った「負けたくない気持ち」

ゴルフを始める前は、人と競い合うことにあまり興味がなかったという高村さん。

しかし競技を続けるうちに、「負けたくない」という強い競争心が芽生えました。

さらに支えになったのは、ジュニア時代の成功体験です。

全国大会で優勝した経験が、「自分は勝てる」という自信につながりました。

「優勝するだけの練習はしてきた。」

そう信じられるだけの努力を積み重ねてきたことが、プロ入り後も自分を支えてくれたと話します。

派手な言葉ではありませんが、長年第一線で活躍してきた選手だからこその重みがあります。

熊本だからこそ育ててもらえた

熊本は数多くのトッププロを輩出してきたゴルフ王国として知られています。

その理由について高村さんは、迷わず「環境です」と答えました。

「当時は練習場やゴルフ場がジュニア育成にすごく協力してくれていました。」

指導者、ゴルフ場、練習環境が一体となって子どもたちを育てる土壌があり、それが多くのプロを生み出した大きな要因だったと言います。

一方で現在は、協力してくれる施設が以前より少なくなり、ジュニアゴルファーの数も減っているように感じるそうです。

「昔のような環境がもっと戻ってくれたら。」

そんな願いも語ってくれました。

熊本の未来のために必要なのは「みんなで育てる」こと。

かつて熊本には、多くの名選手を育てた「坂田塾」がありました。

そのような育成の場が減った今、高村さんは企業や地域、ゴルフ場などが一緒になってジュニアを育てる仕組みが必要だと考えています。

「企業や団体が応援してくれて、ジュニアの合宿や合同練習会がもっと増えれば、また熊本から強い選手がたくさん出てくると思います。」

一人の力ではなく、地域全体で子どもたちを育てることが、熊本ゴルフ界の未来につながると語ります。

ゴルフはプロになるためだけのスポーツではない。

「プロになるかどうかは別として、ゴルフは本当に楽しいスポーツです。」

高村さんは、子どもたちにまずゴルフの楽しさを知ってほしいと話します。

ゴルフは「お金がかかる」「始めるのが難しい」というイメージを持たれがちですが、そんな先入観を持たず、一度気軽に体験してほしいと願っています。

また、子どもたちへのメッセージとして、

「何でも一生懸命やってほしい。そして、いろいろなことにチャレンジしてほしい。」

とエールを送ってくれました。

ゴルフだけではなく、どんなことでも挑戦する姿勢が人生を豊かにすると考えています。

プロゴルファー高村亜紀さんが今後目指すのは?

高村亜紀さん3

現在も高村さんの目標は「試合に出続けること」。

本音を言えばレギュラーツアーへの挑戦を続けたい。

その思いは今も変わりません。

5年後、10年後については「まだ考えている最中」と笑顔を見せながらも、

「ジュニア育成や、もっとゴルフを広める活動はやっていきたい。」

と将来への思いを語ってくれました。

競技者としてだけではなく、次世代へゴルフの魅力を伝える存在になりたい。

そんな新たな目標も見据えています。

熊本への思い

熊本の好きな食べ物を聞くと、即答で「馬刺し」。

熊本の温かい人たち、美味しい食べ物、そして恵まれたゴルフ環境。

高村さんにとって熊本は、選手として育ててもらった大切な故郷です。

「ゴルフは難しいスポーツと思われがちですが、もっと気軽に始めてみてほしい。」

その言葉には、ゴルフへの深い愛情と、熊本から未来のゴルファーが生まれてほしいという願いが込められています。

まとめ

数々の栄光を手にしながらも挑戦を続ける高村亜紀さん。

これからは選手としてだけでなく、熊本ゴルフ界の未来を育てる存在としての活躍にも、大きな期待が寄せられています。

2026年6月24日現在の情報です。

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