妖怪たちに誘われ、福崎町!Fukufesと妖怪レポ


妖怪たちに誘われ、福崎町!Fukufesと妖怪レポ

のどかな田園風景が広がる兵庫県中部に位置する、福崎町。

ここは日本民俗学の祖・柳田國男の生誕地であり、街のあちこちにリアルな妖怪たちが潜む「妖怪の町」として一躍有名になりました。

そんな福崎町で、毎月1回定期的に開催されている定番の人気イベント「Fukufes」。

私が訪れた6月20日はあいにくの悪天候に見舞われてしまい、周囲はどこか静かな空気に包まれていましたが、天候に左右されず、いつでも変わらずそこにいてくれる妖怪たちの存在は、こうした日にこそ別の意味で真価を発揮するのです。

今回は、待ち時間を気にせずゆったり堪能できた限定キッチンカーグルメをはじめ、あのような天候だからこそ出会えた念願の妖怪ベンチや、地元の名産が集まるディープな屋内スポットの魅力をたっぷりレポートします。

リアルを追求!誕生秘話から紐解くFukufesの熱い魅力

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福崎町がこれほど本格的な妖怪の町になった背景には、知る人ぞ知る熱い誕生秘話があります。

ルーツである柳田國男の思想をベースに、当時の役場地域振興課長(現:観光協会総務課長)である小形さんが「川から河童が出てきたら面白い」と発案したことがすべての始まり。

安易な可愛いキャラクターに逃げるのではなく、リアルさを徹底的に追求した造形にしたことで、全国から注目を集める唯一無二のカルチャーへと進化を遂げたのです。

妖怪たちに誘われ、福崎町!Fukufesと妖怪レポ

そんな妖怪カルチャーで注目されている福崎町ですが、その熱量にプラスして、町の活気にさらに一役買っているのが、毎月1回定期的に開催されている定番イベント「Fukufes」。

私が訪れた当日は激しい雨に見舞われましたが、現地に到着すると非常にゆったりとした静かな空気に包まれていました。

だからこそ、普段なら行列ができる人気キッチンカーの絶品グルメを、驚くほどスムーズに手に入れられるという、この日だけの贅沢なメリットがありました。

傘いらずの優しさ!細やかな配置のホスピタリティ

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会場では、足元の悪い中でも来場者が濡れることなく、傘いらずで美味しい買い物をノンストレスで楽しめるよう、車両の向きや角度を変えて配列するなどの細やかな配慮が施されていたのです。

そのおかげで、私たちは各キッチンカーをじっくりと一通り巡って見比べながら、食べたいグルメを納得して選ぶことができます。

主催者や出店者の方々の温かい優しさとホスピタリティが、会場を雨でも楽しめる快適な空間に変えてくれていました。

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会場を一周し、食欲をそそる芳醇な香りに誘われて近づいたのは、真っ赤な暖簾と赤提灯がどこか懐かしいお祭りのような雰囲気を演出していた中華そばのキッチンカーです。

ハッシュポテトやビッグフランクといった定番のスナックから、餃子メンチ棒、精度高く作られた昭和の中華そばまで、魅力的なメニューが並びます。

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時間をかけることなく注文してすぐにアツアツの状態で手に入る温かいグルメは、冷えた身体にじんわりと染み渡る文句なしの美味しさです。

お芋好き悶絶!選べないほど魅力的な絶品スイーツ

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今回のフェスにおいてはデザートやスイーツ系の充実度も見逃せません。

鹿児島県産の熟成蜜芋「紅はるか」を主役に据えた、お芋スイーツ専門店「心月」のキッチンカーは、まさに私のようなお芋好きにとってはたまらない楽園。

メニューを眺めているだけでどれも美味しそうで、すべて食べたくなってしまい簡単には選べないほど誘惑に心が激しく揺さぶられます。

妖怪たちに誘われ、福崎町!Fukufesと妖怪レポ

迷った末に、今回は「焼き芋スムージーシェイク」を注文しました。

お芋本来の濃厚な甘みとコクが口いっぱいに広がるシェイクは、まさに飲む焼き芋といった趣で、至福の美味しさです。

他には、宇治抹茶のクリームが贅沢にあしらわれたドーナツや濃厚なチョコレートアイス、そしてどこから食べたらいいかわからないくらい大ぶりで立派なりんご飴まで、お休みの日ならではのご褒美感たっぷりの甘美な時間を演出してくれます。

雨宿りをしながら特別感の中で味わう極上のスイーツたちは、どれも本当に美味しかった。

天候の悪さを完全に忘れさせてくれるほどの確かな幸福感を運んでくれました。

ついに遭遇!バス停でメイクに励む念願のコギャルやまんば

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美味しい「焼き芋スムージーシェイク」などで一息ついた後は、今回「どうしても自分の目で見たかった」念願の妖怪ベンチを目指して移動します。

車が行き交う道路沿いを進んでいくと、見えてきたのは「新町清水(JA神飾統括前)」と書かれたどこか愛らしい手書きイラストのバス停です。

バス停のすぐ傍らにあるベンチを覗き込むと、そこにはついにその姿が!

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福崎町の妖怪ベンチはどれも驚くほどリアルなクオリティで知られていますが、この「山姥」はなんと、一昔前のストリートを彷彿とさせる懐かしの「コギャル風」のデザイン。

パツパツのカーディガンにチェックのミニスカート、そしてその足元にはボリューム満点の白いルーズソックスを履きこなしています。

片手にコンパクトを持ち、もう片方の手で真剣にアイシャドウを塗り直しているポーズは、恐ろしいはずの妖怪なのにどこかコミカルで強烈な愛おしさを感じずにはいられません。

その圧倒的な存在感は、ド迫力でただただ大興奮。

どのような空模様であっても、いつでも変わらずそこにいてくれる妖怪たちの魅力を、文字通り肌で体感した瞬間でした。

姫路銘菓かりんとうの老舗!常盤堂の店先で出会う愉快な仲間

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続いて足を延ばしたのは、福崎町にある播州姫路名物かりんとうの老舗「常盤堂製菓」の直売店です。

もちろん、店の軒先には「袖引小僧」の妖怪ベンチが。

落ち武者の霊が通行人に助けを求めて袖を引いているとも、両親を盗賊と誤って殺してしまった子供の霊が袖引き小僧になったともいわれている、そんな謂れを持つ妖怪です。

カエルを片手に持ちながら、いたずらっぽく白い歯を見せて笑うその姿は、お菓子を買いに訪れるゲストをなんとも微笑ましく和ませてくれます。

風格あるレンガ調の壁には「常盤堂」の看板が凛と掲げられており、かりんとうの甘く香ばしい香りがふわりと漂う老舗の空間に、こうした遊び心満載の妖怪ベンチが当たり前のように溶け込んでいる。

日常の中に少しの驚きと笑顔を添えてくれる、これぞ福崎町ならではの独自の魅力なのだと、深い共感を覚え合わずにはいられません。

もちろん、常盤堂の店内はお土産や家庭用のグッズが非常に充実しています。

定番の伝統的なかりんとうから、もち麦を使ったヘルシーな銘菓まで美しく並び、どれを買おうか選ぶだけでもワクワクが止まりません。

外を急いで歩き回る代わりに、屋内でこうして地元の美味しいお土産をじっくりと品定めする。

これこそが、大人ならではの知的で贅沢な休日の観光の醍醐味です。

福崎観光の拠点!辻川観光交流センターの屋内カルチャー

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本日の締めくくりに、福崎観光の出発点となる「辻川観光交流センター(辻川観光交流サテライト)」へ立ち寄りました。

ここは観光案内の拠点であるだけでなく、レンタサイクルや休憩スペースも備えており、辻川山公園の歴史や伝説、そして妖怪たちの情報を集約した交流施設として機能しています。

妖怪グルメの宝庫!名物ガジカレーの魅力

お店に到着すると、外のベンチでは真っ赤な河童の「ガジロウ」が将棋盤を前に深く考え込んでおり、さっそく福崎町ならではのディープな世界へと引き込まれます。

センター内のフードコートのブラックボードメニューには、名物「ガジカレー」の文字がずらりと並んでいました。

定番の甘口・中辛・辛口に加え、ココナッツ風味の「白いガジカレー」、バターチキンカレーなど、本格的でバラエティ豊かなラインナップ。

テイクアウトメニューも用意されており、次回は店内でじっくり味わいたいと思わせる素晴らしいコミュニティスタンドとなっています。

妖怪ファン必見!お土産と妖怪アートの展示

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物販エリアは、まさにファン必見。

店内には、インパクト抜群の「ガジロウ」Tシャツをはじめ、クリアファイルやステッカーといったお洒落な妖怪グッズが所狭しとディスプレイされています。

さらに見逃せないのが、思わず挑戦したくなる楽しい妖怪ガチャガチャです。

こちらを回すと、リアルで可愛い妖怪の指人形フィギュアが手に入る嬉しい仕掛けも。

妖怪たちに誘われ、福崎町!Fukufesと妖怪レポ

そのほか、自宅で名物の味を再現できる「かっぱカレー」や、もちもち食感がクセになる「もち麦カレー」などのレトルトパックも充実しており、お土産選びを心ゆくまで楽しめます。

また、館内中央には精巧な妖怪フィギュアが並ぶ美しい展示コーナーがあり、見応えのある作品の数々をじっくりと堪能できます。

妖怪たちに誘われ、福崎町!Fukufesと妖怪レポ

館内入口左手の「観光情報コーナー」では、福崎町のディープな歴史や妖怪たちの誕生秘話に触れることもでき、現地を巡る知的好奇心を刺激する、観光のベースキャンプとして最適なスポットです。

まとめ

妖怪たちに誘われ、福崎町!Fukufesと妖怪レポ

今回の「Fukufes」の期間中に、初開催の「倉庫市」が同時開催されていました。

会場内では子ども用品からメンズ、キャンプ用品までが並び、ゆったりとした空間の中で、自分好みの掘り出し物をじっくりと探し出す楽しみが広がっていました。

ここ福崎町は、池から不意に飛び出す河童のガジロウの仕掛けや、町中に溶け込むリアルな妖怪ベンチのスタンプラリー、さらにはマニアを唸らせる妖怪プラモデルの開発など、これまでも様々な独自の仕掛けで楽しませてくれていますが、地域の情報発信のハブとして機能する観光センターには、また新しくユニークな妖怪や企画がじんわりと生まれていくような、自由で遊び心溢れる魅力的なカルチャーが広がっています。

訪れるたびに新鮮な驚きを提示してくれる町の姿勢に、深い共感とときめきを覚え合わずにはいられません。

次は一体どんな新しい妖怪ベンチが、町のどこに突如として現れるのでしょうか。

そんな未来への妄想も膨らんでしまうほど、これからの展開が楽しみでなりません。

独自の異空間カルチャーとお腹を満たす極上グルメ、そして天候に左右されずいつでも変わらず出迎えてくれる妖怪たち。

心身ともにリフレッシュできる素敵な町を、ぜひ皆さんも体験してみてください。

施設情報
住所〒679-2212 兵庫県神崎郡福崎町福田116−2

2026年6月23日現在の情報です。

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