歴史ある「いの池」が、地域の力でよみがえる

横浜市港北区に位置する師岡熊野神社の境内にある「いの池」が、地域住民の熱意と行政の支援により、豊かな水の循環を取り戻しました。
長年の課題であった水質悪化を乗り越え、多世代が交流する新たな地域の拠点として再生した歩みをご紹介します。
「いの池」とは

「いの池」は、かつて師岡の田畑を潤す貴重な水源として利用されてきた、地域にとって歴史的に重要な池です。
しかし、近年の急速な都市化の影響で水の流れが変わり、次第に水質が悪化するという課題を抱えていました。
これまで地域の人々は、池の泥を取り除く「かい掘り」を継続的に実施し、取り出した土を森へ返したり、近隣の畑で肥料として活用したりするなど、資源を循環させながらの環境保全に取り組んできました。
しかし、自然の循環を完全に取り戻すためには、池へ新たな水を流し込むための大規模な施設整備が必要となっていました。
「いの池」の整備について

この状況を打開するため、長年活動を続けてきた師岡熊野神社「いの池」愛護会が中心となり、横浜市独自の助成制度である「ヨコハマ市民まち普請事業」に応募しました。
この事業は、市民が主体となって行う地域の課題解決や魅力アップのための整備に対し、最大500万円を助成するものです。
見事コンテストで選定され、実施された整備内容は以下の通りです。
- 水の循環の回復:神社境内の雨水や汲み上げた地下水を池に届ける導水管を設置しました。
- 水辺の魅力向上:老朽化した石垣の補修や、地域住民による記念樹の植栽を行いました。
- 多機能な活用:交流スペースとして活用できる掲示板を設置したほか、池のろ過装置やライトアップの電源として、DIYで製作した太陽光発電設備を導入し、環境負荷の低減も図っています。
「いの池」の今後について

整備が完了した「いの池」では、今後も年1〜2回の「かい掘り」や清掃活動が定期的に続けられます。
単なる環境保全の場に留まらず、子どもたちにとっての「ふるさとの原体験となる場」として守り育てていくことが目標です。
また、市民の森の竹を活用した竹灯籠や流しそうめん、池のライトアップといった、大人も子どもも楽しめる行事を通じて、世代を超えてつながる場としての活用も進められます。
最新の活動情報は、愛護会のInstagramでも発信されています。
まとめ
地域の力で再生した「いの池」は、歴史を大切にしながら、現代の知恵(太陽光発電やDIY)と行政の支援を組み合わせた、これからのまちづくりの理想的な姿を示しています。
東急東横線「大倉山駅」から徒歩8分という場所にあり、誰でも訪れることができます。
ぜひ一度、よみがえった水の音と豊かな自然を感じに足を運んでみてはいかがでしょうか。
※本記事の情報は、PR TIMESより提供されたプレスリリースを元にツキヌケ神奈川編集部が作成しています。
出典:PR TIMES( 師岡熊野神社「いの池」愛護会 プレスリリースより)
※ 2026年3月28日現在の情報です。
ツキヌケでは、これからも地域の情報を毎日更新していきます。最新記事や新着イベント情報は、公式LINEでも配信中です。
